介護は日本語ができることも要件

フリガナ付き介護福祉士国家試験問題の一部です。

単にカナをふったところで問題文が平易になるわけではない。これは日本人にとっても介護の知識がない場合は同様であり、難解な専門用語の意味も含めての国家試験である。外国人介護労働者であっても日本で介護専門職になるならこれくらい理解しないと他の専門職と話が通じないことになる。

もっとも、日本の介護業界が外国人労働者に対して、
「身体介護の作業部分だけをやらせておけばいい」
ととらえているなら介護福祉士なんて大層な資格は不要でしょう。
簡単な日本語の日常会話ができれば何とかなるかもしれません。
でもこれって、外国人労働者に失礼な話です。

介護福祉士を専門職とみるならば、現場の仕事は記録として文章を書くことも多いし、介護の計画を立てたり、重要事項を説明したり、デスクワークも多い。少なくとも日本語が話せて、読めるだけでなく、文章が書けることも必須です。

介護福祉士国家試験の日本語が十分に読めないような外国人に対して、そういう仕事を含めてまかせるつもりがあるのか、日本の介護業界に対して疑問を感じます。

単純に現場の作業員が足りないという理由で安易に外国人労働者に助けてもらおうというのは別の問題を引き起こすような気がしてなりません。

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