社会福祉士のレポートを短時間で仕上げる超効率法
通信制大学におけるレポート作成の時間を短縮できる方法をお伝えします。
レポート作成の基本は、テキストや参考文献を読むことにありますが、働きながら学ぶ社会人には、中々まとまった時間がとれないことがありますよね。
レポートの作成は、多くの学生が苦労している課題です。
私は、レポート作成に時間をかけることは、学習効果としては高いと考えています。
やっつけで仕上げたってあまり得るものはないですからね。
でも、レポートには締め切りがある。
レポートを出さなけりゃ科目修了試験も受けられない。
時には、明日までにレポートを提出しなければならないこともあるでしょう。
そんなときは、一体どうすればいいのか?
それが、私の提案する「動画サイトレポート作成法」です。
ネーミングそのまんまんですけど・・・・・
要は、動画サイトYouTubeを使って、レポート学習の素材を検索・学習し、レポートを仕上げる方法です。
今は、ほんとに多様な動画がアップされているので、検索次第ではレポート学習に使える動画が見つかります。
もちろん前提となる知識については、授業やテキストから得ることが基本なのですが、動画視聴を併用することによって、あなたの意見に深みが出ること請け合いです。
YouTubeでは、多様な人が情報を発信しています。自分以外の人の意見に触れることはレポート作成に非常に良い効果があります。
では、さっそくレポート作成に取り掛かかることにしましょう。
まずは、レポートの設題を熟読します。
レポートには、必ず設題があるので、学校からもらった設題集をご用意ください。
そして、キーワードをメモし、箇条書きにします。
例えば、設題が次のようなものだったとしましょう。
この例題のように、レポート設題では大概、
「○○について、あなたの意見を述べなさい」
とか
「○○の概要について述べなさい」
とかいうものが多いです。
この○○の部分がキーワードです。
例題の場合でいうと「生活保護」と「その問題点」と「あなたの意見」の部分ですね。
次に、レポート設題を補足する説明や、留意すべき点が明記してある場合は、その文章にもよく目を通してください。
時間がないのになぜこんなことをするのかというと、レポートを短時間で作成する上では、できるだけやり直しの無駄を省いて、いわば弓矢を一発で的に当てるような要領が求められるからです。
途中まで書き進めたはいいけど、途中で論理展開に矛盾が生じ、書き直すなんて時間がもったいないですからね。
レポート作成の前提になるルールについては、最初に理解しておくことが大切なんです。
では、まず学校から配布されたレポート設題集を熟読してキーワードを頭に入れてみてください。
メモしてもいいです。
そうしましたら、教科書の中のキーワードに関連する部分を読んでいきます。
スクーリングなどでもらった資料や、教科書以上に分かりやすい参考文献があれば、それを読んでもいいです。
読み方のコツは、暗記するのではなく、レポートの素材として使える部分はどこに書いてあるかを確認することです。
どの素材と、どの素材を組み合わせて、どのように論理展開をするかに気を使います。覚える必要はありません。
使えそうなところは、鉛筆などで印をつけておいてもよいでしょう。
次に、YouTubeでキーワードを検索していきます。
するとレポートに関連する動画がヒットしますね。
レポート設題に回答する上で、有効かなと感じた動画を視聴していきます。
つまみ食い的に見るのがコツです。
いろんな人が、いろんな意見を述べていますので、あなたが感じたことをメモしてもいいですし、賛成の意見があれば、それをあなたの意見として採用してもよいです。
ちなみに、福祉の制度の内容を詳しく解説しているような教材レベルの動画もありますので、それで知識を頭に入れてしまっても構いません。
字がたくさん書いてある本よりも、動画学習の方が楽だという場合もあるからです。
こうして、レポート設題に関すること、自分が感じたワードに関することを検索し、動画視聴をしていくと準備は完了です。
どのくらいの時間視聴すればいいのかについては、前提にある知識量に左右されはしますが、たくさん見ればいいというものでもありません。
例えば、3日でレポートを仕上げようとするとしたら、3~4時間動画視聴するだけでも随分と準備は整います。
あなたが、大学2年とか、3年生であるなら、基礎知識はすでにあると思うので、その場合はもっと短い時間で済むでしょう。
いずれにしても、「もう書けそうだな」と思ったらストップして大丈夫です。
逆に、まだ不十分かなと思っても、最初に決めた時間がきたら視聴はやめにします。
ダラダラと視聴することで時間を浪費してしまう可能性が高まるからです。
こうしてやって、レポート作成に取り掛かることにします。
実は、ここでも注意点があります。
それは、効率的にレポートを作成するコツは、1回は下書きをしてから、清書することにあるということです。
いきなり完全なものを、端から作ろうとすると、結論の段になって、論理がよじれて、修正に時間がかかります。
なので、まずは、下書きというか、レポートの設計図を作成します。
次のようなメモを書いて論理展開の道筋を立てます。
例題でいうと次のようなメモになります。
序文
①生活保護制度の概要を述べる
↓
②生活保護制度の問題点について述べる
↓
③問題点に対する解決策、または取り組みの事例を挙げる
↓
④結論(自分の意見を述べる)
上記のようなメモを書いたら①から④の項目に対して答えられることに思いを巡らせます。
ここで分からないことがあれば、教科書やYouTubeで検索に戻って、知識を入れることも必要です。
さあ、ここまで来たら、まずは下書きをざっと書いてしまいましょう。
誤字脱字はあまり気にしないで、大まかに書き上げることを重視しましょう。
ただし、設計図の通りに論理展開していくことには注意して筆を進めます。
レポートを書くのは初めてという方がいるかも知れないので、一応レポートにおける基本的注意事項を示しておきます。
気を付けるルールは次のものです。
「である調」で書くこと
教師にレポート(報告)するからといって、冗長な言葉や「ですます調」のような敬語で書く必要はない。
ダメな具体例
「生活保護制度は、貧しい人でも最低限度の生活をできるように保証した制度でございます。」
感情的表現はさける
レポートは客観的に書くことが求められるので、自身の意見を表明する場合でも、主観的・感情的表現は避ける。
ダメな具体例
税金である保護費をギャンブルに使うのは、もってのほかで、サイテーな人間のすることある。
これらは、大学のレポート作成において共通する注意事項ですので忘れないでください。
では、下書きを無事書くことができたら、1日目の作業は終了です。
「えっ」ここで終わりって思われるかも知れませんが、書いた下書きは、一晩寝かすことが、ここでの狙いです。
文章は、寝かすことで磨かれます。実はこのとき、頭の片隅ではレポートのことが引っかかっている状態で、あなたの脳が無意識に働いています。
でも、意識的には、一晩寝たことで、体の疲れがとれていますので能率よく文章を書くことができるという寸法です。
で、次に2日目
下書きを清書します。
誤字脱字に気を付けながら、どんどん書き進めていきましょう。
文章を書きながら、昨日思いつかなかった新しいアイデアがあったら、レポートの論旨を崩さないように気を付けつつ、付け加えてもいいです。
こうして、レポートを書き上げたら、最終的に字数を調整します。
思わず、書きすぎて、削除する部分が出てきたり、逆に時数が足りず、言語表現を変える必要が出てきたりします。
最後に、チェックするポイントをの述べます。
- レポートの設題に回答した文章になっているか
- 回答する上でのルールを守っているか(レポート枚数など)
- 論理の展開に一貫性はあるか
- 教師に対して学習成果を報告する内容になっているか
- 誤字脱字・事実の誤認はないか
以上です。
レポートを書きなれないうちは、わずか2・3日で完成させることは難しいこともあります。
ですが、この記事で書いたコツを実践することにより、レポートの作成時間は確実に短縮できるようになるでしょう。
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