レポートを書くには、このコツを守れば100点満点だった
レポートを書くのに最も大切なテクニックって何かご存知ですか?
それは、「事実と意見を区別して書くこと」なんです。
事実は、証拠をあげて裏付けできるもの
意見は、あることについて、ある人が下す判断
次の文章のうち、事実はどちらでしょうか?
A:介護の仕事はやりがいがある
B:介護労働の賃金は、他の産業に比して低いことが厚労省のデータから明らかである
答え
Aは意見で、Bが事実である。
これは割と簡単な例です。
では、次の文章はどうでしょう?
「この本の著者は○○の件について□□という意見を述べている」
答え
実は、これも事実です。
著者が、○○という本の中で記述していたということであり、客観的に存在を証明できる事実である。
こういうことが教科書に書いてあったという事実ですね。
ということで、事実と意見の区別がついたら、次はテキストの読み方について一言
テキストを読むときも
何が事実で、何が意見なのかを区別して頭に入れる。
これが肝です。
読書していて、いつのまにか意見を事実と混同する人がいます。
こういう人は、すぐ人にだまされる。
気を付けるべしです。
頭の中で事実と意見がしっかり区別されながら教科書を読めば、まずはレポートを書く準備は順調である。
では次です。
自分の意見は何か?
レポート設題では、学生の意見が求められることがある。
意見は、あることについて、ある人が下す判断だといいました。
ここでは、あなたの意見が求められている。
でも、どうやって判断を下すのか?
何か理由が必要ですよね。
好き嫌いで判断を下せないですね。
赤と青どっちか好きって質問なら、好き嫌いで答えてもいいけど・・・
ここでは、自分の下した判断が正しいって言ってほしいですよね。
そう、だからそこで事実が必要になってきます。
事実は、証拠をあげて裏付けできるものだといいました。
そうだ。証拠によって裏付けした上で
「だから私はこういう意見である。」
そのように締めくくればとても優秀なレポートになります。
これが100点のレポートを書くコツなんです。
とまあ、ここまでは割と理想論を言いましたけれど、
実際はレポートの締め切りに追われ、一つのレポートに長時間はかけられないこともあります。
そこで、効率よくレポートを作成するコツをお伝えします。
パソコンの「メモ帳」ってありますよね。
似たような他のソフトでもいいし、紙にメモでも可です。
これにに、次のような項目を入力して、必要項目を調べて埋めてみてください。
- レポートで求められている答えは何か?
- 教科書、参考文献に書いてある事実の記載の中で、レポートの回答に使えるものはどれか?
- 事実の記載だけでなく、事実に対する証拠を上げることができるか?
- この回答に対する反論やデメリットはあるか?
- 自分の意見の出どころとなる経験は存在するか?
これらの問に対して調査をしながら穴埋めをしてしくことで、レポートを書く下地が完成します。
最後に
あとは書くだけです。
ここでも事実と意見を混同しないようにします。
まちがっても、他人の意見を自分の意見として表明してはいけません。
特に、指定された参考文献に書いてある事実や意見を使ってはいけません。
担当教員には盗用とみなされることがありますのでご注意を・・・・。
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