レポート代行業者は使わないでください

社会福祉士のレポート作成に頭を抱えている人は多いです。

当サイトでも、そのニーズを受けてレポートの実例を公開していますが、これはあくまで一つの例であってコピペして大学に提出できるものではありません。

大学によってレポート設題は微妙に違いますし、設題の意図も異なりますので、完コピはできない仕様になっています。

ところが、ネット上にはレポート代行業者が存在していて、お金を払うことで事実上代行してもらうことが可能な状態になっています。

レポート代行業者の名についてはここでは取り上げませんが、卒論や修士論文まで代行してくれるというのですから驚きました。

さて、このレポート代行についてですが、利用しないことをお勧めします。

代行してもらったものを無修正で提出したら、そこにはデメリットしかありません。

楽して単位は取れるかもしれませんが、何のための社会福祉士かわからなくなってしまうでしょう。

レポートには、よく
「○○について論ぜよ」
という設題が出ます。

こういう設題は何のためにあるかというと、物事を論理的に、この場合は福祉に関することを考えられるようになるために出されています。

とはいっても、100%オリジナルの文を書けというのではなく、教科書に書いてあることは真似してもいいんです。
なにも学者レベルの論文を書く必要はありません。

完コピでなければ良く、言い方を変えて、自分の言葉に直して書けば十分です。

繰り返しますが、レポートを代行してもらっても何のメリットもありません。

第一、単位認定の筆記試験はどうするのでしょう?
まさか替え玉という訳にはいかないですよね。結局試験は自分で対策しなければならないわけです。

だったらレポート作成は試験対策の一環でもあるわけですから、最初から自分でレポートを書くほうがよほど効率的です。

個人的な意見ですが、
社会福祉士は他の資格と違って、業務独占がないという批判がされますが、養成課程で大学レベルの論理的な思考が担保されているからこそ笑っていられます。

国家試験に受かれば、それで社会福祉士というものではないと思っています。
国家試験には、その前提となる受験資格があり、土台である受験資格に不正があったならば、その資格は砂上の楼閣です。

たとえ不正が発覚しなかったとしても、自分自身には嘘はつけないものです。不正な手段で社会福祉士になってもなんか気持ちが悪いと思うのです。

Fラン大学とか、偏差値が低い大学とか、実務経験がしょぼいとかいう問題よりも、自分自身が社会福祉士になる過程で、どのようなセルフイメージを形成してきたかが、資格の有効性に後々効いてくると感じています。

幸いにといいますか・・・
社会福祉士は今のところ、資格を取得しただけで利権が得られるような資格でありませんし、そもそも動機づけの部分で真面目な方が多いので、大学でのレポート課題を一括でアウトソーシングする人はほとんどいないと思います。

ですが、レポート作成の苦悩から解放されたいあまり、一瞬、誘惑に負けそうになることはあるかもしれません。実際に代行を依頼するかどうかは別として・・・。

そのような方に一言。
社会福祉士という資格を後々価値のあるものとして、人生で活用していこうとするならば、ぜひ苦労してレポートを作成することをお勧めします。
そのほうが絶対にお得です。

まとめ

代行業者のセールストークとして

  • レポート代行は違法ではない
  • 学習の効率化のために当社の代行レポートを活用してください
  • レポートはオーダーメードで使いまわしはしてません

などの文言がありますが、
「それはおかしいでしょ」
といいたいです。

これは、事実上の代行です。

百歩譲って違法ではないのだとしても、資格の価値に傷がつきます。

「資格を取って、就職できればあとはどうでもいいんだ」
というふうには思ってもらいたくないものです。


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