相談援助の理論と方法(第28回問題110)
ケアプラン作成の基本原則に関する問題の解説です。
解説動画はこちらです。
第28回社会福祉士国家試験 試験問題「相談援助の理論と方法」
問題 110 相談援助の方法の一つであるケアマネジメントにおけるケアプラン作成の基本原則に関する次の記述のうち,適切なものを 1 つ選びなさい。
- フォーマルサービスを主に活用して作成する。
- 費用負担の調整は,作成後に行う。
- アセスメントに基づいて設定した目標に即して作成する。
- クライエントや家族の要望どおりに作成する。
- 専門職が連携して最終段階まで練り上げてから,クライエントと家族の同意を得る。
正解
(公益財団法人社会福祉振興・試験センターホームページより引用)
●キーワード
- 偏らないサービス
- ケアプランは、計画的
- 現実的なプラン
- 本人と家族のプラン
1
・フォーマルサービスとは、医療保険制度や介護保険制度などの法律・制度に基づいて行われる公的なサービス
・インフォーマルサービスとは、家族・友人・近隣住民・ボランティア等が行うこと
2
・限度額の範囲内でプランが作成されることが多い。(例:30分の入浴介助)
・経済的に余裕がある場合は、一部自費のサービスが行われる。
3
・選択肢の通り、目標に即して計画的に作成する
4
利用者本人にとってのニーズ(必要性)は、本人や家族の要望通りにすれば実現できるとは限らない。本人が納得できるプランが良いが、言いなりプランは現実的ではない。
5
・できる限り、作成の段階から本人と家族に参加してもらうことが求められる。
・介護保険開始当初、ケアマネの一人当たりの担当件数が多すぎて、ケアマネが作ったプランに利用者が印鑑を押すだけという事例はよくあった。
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