なぜワークブックは試験対策に有効なのか?
社会福祉士国家試験受験ワークブックは、国家試験合格に必要となる知識をポイントを絞って網羅した参考書です。
「傾向と対策」「重要項目」「実力チェック! 一問一答」で構成されていて、大学の教科書のような冗長さがなく、かといって問題集でもないコンパクトかつ十分なボリュームの受験テキストです。
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社会福祉士の国家試験では、福祉に関する知識が幅広く問われますので、受験生は効率よく知識を頭の中に入れる必要があります。
大学や養成施設で使用していた教科書を使って試験勉強するのは、非常に効率が悪く、試験範囲外のことまで勉強することになるのでお勧めしません。各種統計数値なども古いことがあります。
その点、ワークブックは、暗記カードのように断片的すぎず、学術的な教科書のような冗長さがなく、問題集のようなアウトプット型の学習を補うベストなタイプの受験参考書となっています。
そもそも社会福祉士を受験する人は、社会福祉に関する科目を履修していますので、基礎的な知識は既にあるはずです。
なので、卒業見込みで受験する人については、直近で学習していたわけですから、ワークブックと問題集で合格は十分可能です。
注意すべきは受験資格を取得してから年数が経っている場合です。
この場合は、福祉の勉強からどのくらい離れていたかにもよりますが、まずは問題集から苦手分野を割り出し、もう少し深く書かれた書籍を読む必要が出てくることもあります。
あくまで忘れてしまった勘を取り戻す程度でよくて、やりすぎることは時間を使い過ぎてしまう点に注意が必要です。
ワークブックで勉強ができそうだと思えるようになったら、ワークブックをメインテキストとし、補助的に用語辞典などを使えばよいでしょう。
要するに、すべての受験生は最終的には、コンパクトに情報がまとまったテキストによるインプット、過去問によるアウトプットが必要とされているということです。
過去問集とワークブックをどの程度の割合でこなせばいいか?
については、ワークブック40%、過去問集60%くらいがいいと思っています。
過去問の方を若干多くこなすことかポイントです。過去問をやって、わからない部分が出てきたらワークブックに戻ってインプットするという流れが点数アップのコツです。
ちなみに、2回目以降の受験者のよくある質問として
昨年度のワークブックを使ってもよいか?
というのがありますが、これはやめた方がいいです。
試験では最新の統計数値が出題されますし、出題傾向は毎年微妙に調整されています。
古い版のテキストを使ったばっかりに、わずか数点の差で不合格となり、また次の一年を試験勉強に費やすのはもったいないことですので、最新版で勉強することをお勧めします。
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