権利擁護と成年後見制度(第29回問題77)
虐待防止法に関する国家試験問題の解説動画です。
問題 77 「高齢者虐待防止法」,「児童虐待防止法」及び「障害者虐待防止法」に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
- 「高齢者虐待防止法」における「高齢者虐待」の定義には,使用者による高齢者虐待が含まれている。
- 「障害者虐待防止法」における「障害者虐待」の定義には,特別支援学級教職員による障害者虐待が含まれている。
- 「児童虐待防止法」における「児童虐待」の定義には,保育士による児童虐待が含まれている。
- 設問に掲げた三法の虐待の定義には,いずれも,いわゆる経済的虐待が含まれている。
- 設問に掲げた三法の虐待の定義には,いずれも,いわゆるネグレクト(放置・放任等)が含まれている。
(注)1 「高齢者虐待防止法」とは,「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
2 「児童虐待防止法」とは,「児童虐待の防止等に関する法律」のことである。
3 「障害者虐待防止法」とは,「障害者虐待の防止,障害者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。(公益財団法人社会福祉振興・試験センターホームページより引用)
解説
●高齢者・障害者・児童の虐待防止法についての問題
どの選択肢も、もっともらしくみえるが、よくみると手掛かりはある。
- 障害者を解雇するのは虐待?
- 児童に対して経済的虐待をするとは?
- 子役など、収入を得る児童はいるが、親権者が権利を乱用するケースはあるが、一般的ではないのでは?
些末なことを問う問題ですね。
ですが、国家試験は、こういうことを地道にこなしていくのが近道です。