社会福祉士の参入障壁である実習を乗り越える方法はコレ

  • 一般企業に勤めながら社会福祉士の実習を受けようと希望したが、1か月間の休暇をとることに理解が得られず、実習に行くために会社を辞めるしかなかった
  • 常識的に考えて、仕事をしている社会人が1ヶ月間仕事を休んで実習に参加することは不可能。社会人が参加しやすいような配慮をしてほしい

これは、社会人が社会福祉士を目指そうとたときに、多くの人が実感する切実な感想です。

現在のお仕事が福祉関係であれ、一般企業であれ、一カ月間仕事を休める人は多くありません。福祉系の仕事であれば理解がありそうですが、現実はそんなことはありません。

パートやアルバイトの契約であれば組織に文句を言われる筋合はありませんが、安月給でも月給を支払っている以上、できるだけ拘束して働かせたいというのか組織の本音です。

制度的には有給休暇というものがあるので、1か月程度会社を休んだところで、有給の範囲内であれば何の問題もないように思いますが、実際に有給をとったら社内イジメが始まるかもしれません。

日本の会社組織は、さすがにそこまで幼稚だとは思いたくありませんが、中にはこういう会社があるのも事実です。

労働組合などに訴えて、会社組織の体質を変えようとするのも一つの手ですが、そんな時間のかかることにエネルギーを使うよりも、自分の考え方を変えたほうが速いものです。

考え方を変えれば、社会人でも社会福祉士の実習を受けることは可能です。

社会福祉士の実習を受講するハードルを越えられる人は次のような人になります。

  1. 仕事の休みの日を決めるうえで融通が利く人
  2. 会社を辞めた人
  3. 専業学生

です。

これらの属性のどれかになれば、社会福祉士の実習で1か月の時間を作ることは可能です。

お勧めは、1番目の、
休みの日を決めるうえで融通が利く人になることです。(休みを決定できる立場になるのでも同じことです)
つまり、まず融通がきく仕事に変わるということです。

それが無理ならば、一時、契約社員やパート労働のような時間に都合のつく業務に就くということもありです。

あるいは、副業をしている実績のある人ならば、一時、副業を本業にしてしまうことでも可能です。

または、実習がはじまる前に転職活動をしておき、実習の直前に仕事を辞めて、実習が済んだら転職先に入社するというのでもいいです。

貯蓄に余裕があるならば、思い切って会社を辞めてしまって、期間限定で専業学生になるのもいいでしょう。ちなみに私はこのタイプでした。

あるいは、思い切って実習免除の対象になる職種にアルバイトでも契約社員でもいいので潜り込んでしまって、実習を免除にしてしまうという裏技もあります。

最後に
実習先を自己開拓できる学校に入学し、仕事の休日だけで実習を履修できるように調整するという手もあるにはあります。

まとめ

現在の職業や家庭の都合、生活上の固定費(住宅ローン)など、人それぞれ事情が異なるので、上記の方法のすべてがお勧めできるわけではありませんが、どうしても社会福祉士になりたいのであれば実習という壁を超なければならず、このうちどれかを選択する必要があるといえるでしょう。

家庭があり、住宅ローンがあるので仕事を辞めるわけにはいかない
だけど社会福祉士になりたい
堂々と有給休暇をとる勇気もない
そういう人の場合は、自己開拓により、仕事の休みに合わせて実習を受けられる施設を確保する道が現実的でしょう。

逆に、独身で、貯蓄もあるなら、自由度が高い属性なので、仕事を一時やめてしまうのが速いですし、転職できるのであればそれもいいでしょう。

いずれにせよ、
どのルートを選択したとしても、実習はハードルが高いです。
しかし逆にいえば、この実習が社会福祉士の参入障壁になっていますので、資格取得後は、社会福祉士の名称独占を有利に活用できるともいえます。前向きに考えてみてください。
資格は、本人次第で役に立つことも、立たないこともあるのは、他の資格と同様です。

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