2022年特別区氷河期公務員試験振り返り

先週の日曜日は、池袋の立教大学にて、氷河期世代対象の公務員試験(事務)が行われました。

私は、この試験に参加し、ついでに池袋を散策してきました。

氷河期世代対象の公務員試験というのは、通常の公務員試験と違って受験人数が多く、採用人数が少ないのが特徴です。

つまり、多くの人が最初から見込みのない(少ない)無理ゲー要素の強い試験だということです。

公務員試験は、筆記試験に合格すれば採用ということはありません。特別区の場合は、むしろ筆記は論文重視のため受かりやすく、面接で合否が決まる感が強い。
実際、昨年の特別区経験者採用試験は、無勉であるにもかかわらず、筆記をパスしてしまったので、これは角度の高い情報といっていいでしょう。

要するに、特別区の試験は論文がキモであり、他の教養問題については、点数が低くても通貨できる可能性は高い。

で、今回の試験の論文についてですが、一応書くには書けました。1200文字程度は書きましたので、一発で不合格という状態ではない。
しかし、その内容についは、自己採点でというとイマイチでした。

まず試験当日の話ですが、どんな問題が出たか?
というと

1.シティプロモーションについて
2.複雑化・多様化する区民ニーズへの対応について

この2つの設題から一つを選択し回答するとうものです。

私は2番を選択しました。
なぜならシティプロモーションの意味が分からなかったから。

多くの受験者は2を選択したと思います。
シティプロモーションって聞きなれない言葉ですよ。

もしシティプロモーションの設題しかなかったら、今回の試験はこの時点で終了だったかもしれません。知らないことについて論ずるのは至難の業ですからね。

さて、このように

「雑化・多様化する区民ニーズへの対応について」

を論ずることになったのですが、いつものごとく私は
いきなり文章を書きだすことは慎みました。

これはよくあることですが、受験生の中には試験が始まるといきなり文章を書きだす人がいますが、これをやると後になって文章の構成を変えようとしても時間切れで不可能になる可能性があります。論理の方向性を十分吟味しないで文章を半分以上書いたところで、論理の矛盾に気づいたとします。
しかし、もう試験の残り時間は10分しかない・・・・
こうなっても、もう文章構成を修正する時間はないのです。

なので、最初にどういう文章を書くかの構成をしっかり練ってから書き始めることが重要です。

とまあ、えらそうなことを言いましたが、私の場合、最初の10分くらいは
「はてさて、何を書こうか?」
「どうしよう、書くことがない(少ない)」
という感じであせっていました。

やばかったですね。

論文の文字数が明らかに少なすぎると、それだけで不合格判定される可能性が高くなり、極端にいえば2.3行で終わってしまっている論文は内容が何であれ不合格・・・・まったくの無駄足が即日確定になってしまうので避けたかったのです。

雑化・多様化する区民ニーズ

ってなんだろう・・・・・

そんなことを考えながら、15分くらい過ぎたところで
そうそう、
外国人住民が増えているから、これは使えるというのを思いつき、さらには、各種申請がインターネット化していることについてネットが苦手な高齢者のニーズもある。あとは同性婚についてのニーズも今後出てくるだろう・・・・

そんな感じで、書くことを箇条書きのようなしていって、次に、なぜ住民のニーズが多様化・複雑化しているかの背景を述べた序論文を考え、まとめとして何を書くか?を決めました。

この時点で試験開始後、30分は過ぎていたと思います。
ほんとはもっと構成を練りたかったのですが、あまりに考えすぎて時間切れになるのも本末転倒なので、ここで書き出しを始めました。

途中、わからない漢字があったり、ニーズに対する対応策のバリエーションの少なさに困りましたが、なんとか最後まで書くことができました。(1200文字)

昨年の特別区公務員試験(経験者採用)では、課題論文と職務経験論文の2本を書く必要がありました。ですが今回の氷河期対象の公務員試験では、試験は午後からで、論文は1本。
これは随分と楽でした。


試験後、池袋の街を散策してきました。
池袋の街で飲み歩いていたころは、90年代のことです。
当時の店がいまだに存在していたり、なくなった店もあり、時間の流れを感じました。

この焼き鳥屋は90年代からありましたよ。
改装中のようです。

さて、
特別区公務員試験の帰り道にした散策は、他にも、昔勤務していたブラック企業の事務所の前だったり、知り合いが住んでいた西口のマンションを見に行ったりとしました。
その後、ロサ会館を抜け、三原堂の前を通り、北口の伯爵と大都会へ。

さらに、今はドン・キホーてがあるあたりまで歩いて今回の散策は終了です。

なんとなくもの哀しい街並み。
20代の頃、多くの時間を過ごした街だが、変わっているところもあり、
変わらないとこもあった。

さあ、我が家に帰ろう・・・・
次回は、東京都Ⅰ類Bの公務員試験が待っている。

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