国家公務員中途採用者選考試験通期キタ
国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)受験票発行通知
がきました。
試験は9時40分から12時40分までとなっています。
時間的に短いですね。
特別区の試験の時は、一日がかりでしたが国家の場合は半日
しかし、試験会場は吉祥寺の成蹊大学なので遠い。
受験者が多いから、より広い会場を用意する必要があったのかわかりませんが、時差で会場に来てもらうような配慮はないようです。
成蹊大学
立派な建物です。 pic.twitter.com/NbNWblUGgh— SAM (@netdemoukeruSAM) October 12, 2021
今回の試験は氷河期対象という名前がついているくらいなので受験者は結構な高い年齢の人が目立つと予想しています。
他人のことはいえませんが皆さんどのくらい勉強しているのか知りたいものです。
正直、もう氷河期世代はあきらめ感が非常に強いので試験勉強をがっつりできる人は少ないと思うんです。
筆記試験に合格したところで、次の2次試験が受かるかという心配があるし、
過去の経歴は変えられないわけですから、
そうしたほじくられたくない過去について
面接官に問われて、適切な返答をし、採用しても問題ない人物であることをアピールしなくてはならない。
これを考えるだけでしんどくなります。
さらに、採用されてからの心配もあります。
試験を突破して採用されたにもかかわらず、いざ現場に入ると特別枠のような扱いをされるでしょうし、ノンスキルで扱いづらいという目で見られるのも間違いないでしょう。
実際、氷河期世代が国家公務員に採用されたら、相当なメンタルの強さが要求されるでしょうね。
裸一貫、22歳の新卒になった気になって、仕事を教えてくださいという謙虚な姿勢を貫くことが絶対条件でしょう。
しかし、ブラック企業で働いたことのあるケースが多い氷河期世代の場合、こうした職場にある問題は割合乗り越えやすいのではないか?と思います。
私自身、超絶ブラックな職場は何度も経験しているので、正直いって実務についてからのストレスについては何とか耐えられそうです。
それに、公務員のメリットは待遇が民間よりもいいという条件はゆるがないので、
ブラックだとしても耐えやすいのです。
問題は2次試験です。
採用の手前の段階ではじかれてしまうことが一番のネックです。
なんだかんだいって、人を評価する軸が主観に満ちている面接官にダメだと判断されたら、もう仲間に入れてもらえない、つまり不採用になるだけですから、そうなったらまた筆記試験からやりなおしなだけです。
この面接官は、多くの場合、氷河期世代の不遇さについて当事者でもないでしょうし、わからないのが正直なところでしょう。
バイトを半年でやめてしまっていたり、無業であったりと空白期間だらけの経歴書をみて嫌悪感を抱いても、それは責められない。
どうせ、ろくな経験もスキルもないんだろう
という先入観をもってしまうのもいたしかたない・・・・
ましてや、受験者からしたら、面接の場で氷河期世代を生んだ責任が国にあるかのような発言もできないわけです。
スカスカの経歴をさらして、必死にポジティブなことを言い続けなければならない
そんなつらい立場に立たされるのです。
かりに筆記試験に合格したら、こういうことが頭の中をかけめぐりつつ、面接に挑むことになるでしょうが、筆記合格だけでも大きな壁があるので、とりあえず心配は無用です。