就活に失敗した社会福祉士必見~これを読めば気が楽になれる~
「他人から評価されたい」は危険
他人からの評価を気にすると、自分を犠牲にするはめになります。
他人からの求めに応じることが優先されるため、結果的に自分の要求を通せなくなってしまうのです。
逆に、
自分からの評価を気にしている人は、自分を肯定的に評価しているので、自分を大切にしています。
自分を大切に思うと、他人からどう思われるかを重視しなくなるので、自分軸のバランスの良い決断ができるのです。
優秀でも、仕事が長続きしないことがある
成績優秀、知識が豊富で、頭の回転が良い人も、職場にストレスは感じる。
どんな職場にも、馬の合わない人はいます。
人間関係の問題は、頭の良さや要領の良さだけでは乗り切れるとは限らず、せっかく就職した職場を去る人がいます。
また、
何でも手際よくこなす人がリーダーになった場合、部下に仕事を任せられなかったり、
部下の仕事の進め方を批判してしまい、結果的に反感を買うリーダーになって続かないといったことが起きます。
福祉業界は、20年以内に転職する可能性が高い
地方公務員福祉職のような好待遇でない限り、毎年の昇給が3000~5000円とかでは、10年勤めても、月給は3万~5万しか上がりません。
しかも上がるのは、社会保険や税金も同じなので、収入が上がった実感が出てくるのは、民間施設の場合、大体20年以上たってからです。
そうすれば、月給6万~10万円くらいは上がります。
でも、低い収入からのスタートでは、満足感は低いです。
そもそも、そんな長期間、低収入を我慢するのは難しく、多くの人はやめてしまいます。
就職の武器として社会福祉士は貧弱
どんな難関資格を取得して面接に挑んだとしても採用率は変わらない。
採用担当者にとっては、仕事を任せられることが大事なのであって、資格の有無や、「社会福祉士及び介護福祉士法」が大事なのではありません。
採用担当者のほとんどは、社会福祉士資格を持っていないので、なおさら評価がしにくいのです。
社会福祉士が向ける資格効果の矛先(ほこさき)
資格を取るために勉強してきた、援助技術や福祉の知識は、
- 有資格者の内心(心の内)
- 支援対象(利用者など)
に向けるべきものです。
自分に対して資格効果を向けるというのは、意外に思うかもしれませんが、結構本質的なことです。
社会福祉士は、生き方に関わる要素が強い資格なので、就活に向けるものではありません。
ましてや、採用担当者に向けるものでもありません。
好き嫌いが重要
人間というのは、好きなものは、つかんで離さないんですね。
社会福祉士の資格をつかんだということは、それが、
- 好きだったから
- 欲しかったから
です。
他のものを投げ捨ててでもつかむんです。
社会のため、人のためという理由は、後付けです。資格がなくても福祉の仕事はできます。
逆に言えば、嫌いなものは手放してしまうということなんですね。
先が見えず、辛くなったら、人は、その仕事を辞めることを意識します。
その職場にしがみつくほどの理由がない限り、転職したほうがましだからです。
まとめ
希望の職場から、不採用通知を受けたので、就活は失敗した
このような考えは、実は誤りです。
不採用通知は、
「あなたに合った職場は、他にありますよ」
という意味になります。
なので、自分で失敗だと認めない限り、就活における失敗はあり得ないのです。
ささやかな安定と引き換えに、働きたくない職場で、膨大な時間を失っているだけだとしたら、それこそ、その就活は失敗といえます。
あなたがしたいことが、職場にないのなら、そこで膨大な時間を浪費している場合ではありませんからね。
もちろん、
「一時の間、不本意な職場で、がんばって仕事をする時期がある」
ということはあります。
でも、それは次のステップになっているからで、一生その職場にいる訳ではありません。
そのように考えれば、気が楽になれますよね。
「ケアマネの実務経験の要件を満たしたら、辞めるぞ」
とか、
「相談援助経験を2年積んだら、やめるぞ」
など、
いろんな理由があっていいんです。
要は、
行動基準を、他人ではなく、自分に持つことで、自律的に行動できることが大切です。
他人からどう思われるかを気にしなくったときから、社会福祉士の経験値が強くなる
と言うことです。
また、
福祉施設だけが就職・転職先じゃないことも付け加えておきましょう。
あなたの可能性を福祉施設だけに限定するのは、もったいないことです。
社会福祉士になれるくらいだから、他のこともできるという、ポジティブな考え方をするのがお勧めです。
人間には、考え方の癖があり、ポジティブな考えを受け入れられない人は多いので、意識して、自分の中にある壁を壊す努力をしてみると、新天地が開けますよ。
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