社会福祉士は天使だ
この前の土曜日
『日本の給料&職業図鑑』
日本の給料&職業図鑑 [ 給料BANK ]
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という書籍をパラパラっと読みました。
およそ300種類の職種をファンタジー風イラストや世界観を取り入れて紹介してある本です。
ドラクエのようなRPGのキャラクター風の人物が描かれています。
ドラクエには、勇者、戦士、魔法使い、僧侶、商人、遊び人など、さまざまな職業のキャラクターがいましたが、あんなイメージで日本の職業が描かれています。
例えば、消防士を紹介するページには、消防ホースを武器のようにして、振りかざしている姿がイラストで描かれています。
そして、職業内容が文章で紹介してあったり、年収や、なり方などが解説されています。
この書籍の中では、わが社会福祉士も紹介されていました。
社会福祉士のキャラクターは、松葉づえのようなものを武器のようにもって、身構えていました。
しかも、その説明が楽しくて、
「3大福祉天使の一人」
それが社会福祉士なのだそうです。(笑)
「3大福祉天使」ってのは、要は、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士のことです。
しかも、社会福祉士の生涯賃金が、1億円を超えていると紹介されていました。(笑2)
公務員として40年勤め上げれば、そのくらいはいくかもしれませんが、さすがに盛りすぎですよね。
ちなみに、この本の
Amazonレビューを見ると、
「子供のために購入した」
という人が結構な数いました。
RPG風のキャラクターなので、確かに小さいお子さんがみるものとしては、楽しめると思います。
これは出版社さん考えましたね。
子供が、将来の職業選択をするイメージとしては、この本は、やや現実とは異なる情報を与えてしまう可能性はありますが、まあ、そこは読者の判断にお任せしましょう。
主旨としては、あくまで、
「働く人は、かっこいい」
という演出を狙ったのだと思いますからね。
それに社会福祉士が「天使」だなんていうのは、はじめての言い回しでしたし、実に面白いと思います。
社会的弱者のために働く社会福祉士はかっこいい
そんなイメージでの紹介の仕方がされていましたからね。
もちろん、これはこれで悪いことではありませんし、むしろ社会福祉士は、天使のような存在であって欲しいと願います。
ちなみに「天使」という言葉が宗教的などのような意味をなすかについては、ここでの議論ではないと思います。
要は
天使=人のためにつくす=やさしさ=人の役に立つ
というような意味と捉えてよいでしょう。
「白衣の天使」
なんて言い方がありますよね。
そんなイメージです。
実は、この本を読んで、私自身、社会福祉士を目指したきっかけに思いを巡らしました。
立ち読みでですが・・・・(本屋さんごめんなさい)
当時は介護保険制度がスタートしたばかりで、『七つの習慣』のような自己啓発本を読みあさっていた時代でした。
- 人の役に立つ仕事がしたい
- 大学で学びたい
このような思いが重なって社会福祉士を目指したのでした。
実にまじめな思いがきっかけだったことを懐かしく感じました。
さすがに、今となっては現実を知るようになり、かのような青臭い考えだけでは立ち行かないことは知っているつもりですが、かといって当時の考えがなくなった訳ではありません。
社会福祉士は天使のようなものだと思いますよ。
介護福祉士、精神保健福祉士も、看護師も、皆、人のために働く天使のような人たちです。
とまあ、私は、本屋さんで立ち読みをしながら、こんなことを思って「クスッ」と笑い
そっと本をもとの位置に戻して、立ち去ったのでした。
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