身体障害者手帳の証明写真に?
今日、障害者施設で施設外活動というのがありました。
これは、利用者である障害者(18歳以上)が施設の外に出かける遠足のようなものです。
今回は、通所バスと公共の電車を使って出かけることになっていたので、保護者の方には、利用者の身体障害者手帳を当日に用意していただきました。
ここで、ふと気づいたことに、私の頭の中は大きなクエスチョンマークが出ることになりました。
身体障害者手帳の本人写真をみると、おどろくほど昔の写真が使われていることが多い。
正直 ?と思うことがある。 pic.twitter.com/OsyxTo5oTK— SAM (@netdemoukeruSAM) September 13, 2019
なんと
身体障害者手帳には、本人の顔写真が載っているのですが、その写真がどう見ても5歳くらいの男の子のスナップ写真なのです。
しかも、子供用の三輪車のようなものに乗ってニコニコしている写真です。
その写真自体は微笑ましくてよい写真ですが、これは、身体障害者手帳の本人確認用の写真ですよ。
その利用者は、現在36歳の男性です。
小さい時に手帳を取得した当時の写真をそのまま使用しているのでしょう。
しかし、そんな30年ほどもまえの証明写真で、どうやって本人と確認するのでしょうか?
通常、身体障害者が電車に乗るときには、料金が半額になりますので、駅の改札を通るときに手帳を提示します。
しかし、今日の施設外活動で電車に乗る際、実際には手帳の中身を確認することもなく改札をスルーです。もちろん手帳は出しましたが、中の写真まで確認はされませんでした。
見た目が障害者とその介助者だということがわかるからスルーなのでしょうが、これでいいのかな?
と、ちょっと思いました。
しかし、
性善説ということで、駅員さんは信頼してくれているのでしょう。
これは、きっと好ましいことの範疇なんだ。
手帳の割引制度を悪用する人は、そう多くはないはず。
そう思いなおして、今日一日の施設外活動を終えたのでした。