簡易裁判所に行ってきました。
今日、少額訴訟の手続きをするために「簡易裁判所」に行ってきました。
霞が関にある東京簡易裁判所です。
地下鉄の駅が近くに複数ありますが、私は「桜田門」の駅から歩いていきました。
これは、簡易裁判所近くの風景です。
これは、検察庁です。
検察庁の隣が簡易裁判所の民事部です。
ここですね。
皆似たような建物ですね。
本来、許可のない撮影はできないので、これ以上の詳細な撮影はできませんでした。カメラワークも悪いです。
ま、無機質というか、直線的なビルです。
さて、簡易裁判所の中に入って、最初から驚きました。
金属探知機による検査です。
空港などにあるようなやつですね。
まず、受付のところで、所持品をカゴに入れて、ゲートをくぐります。
私の場合、ベルトに金属が使われていて、いきなりブザーがブーブー鳴ってしまいました。
まあ、別に凶器を持っている訳はないので、警備員さんの目視確認を経て、裁判所に入りました。
簡易裁判所の1階、民事手続き案内というところで説明を受けました。
で、肝心の訴状ですが、結論から言うと、今日の段階では出すことができませんでした。
事前情報によると、簡易裁判所に行けば、素人にでもわかりやすく手続きの説明をしてくれるとのことでした。
しかし、実際行ってみた感想は、やや不親切、というか早口でまくしたてる感じの説明で、雑という印象でした。
まあ、職員さんは忙しいので、一人ひとりにそんなに時間をかけてられないという事情もあるのかもしれません。
持参した書類を見せて、事故の状況を可能な限り、説明しましたが、ほんの数分の説明ですべての状況を伝えられるはずはなく、また、そんな説明は聞く必要もないという感じでした。
訴える側からすると、分からないことだらけで、不安な気持ちなのですが、簡易裁判所の職員からしたら、日常業務の一つでしかありません。
機械的な説明をして、ハイお次の方という感じでした。
正直、まだ訴状の書き方は分かりませんし、もう少し、こちらとしても事前知識が必要だと感じました。
とりあえず、
- 裁判で必要になる証拠書類の確認
- 訴状の書き方のごく簡単な説明
- 法人相手の場合は、登記簿謄本が必要なこと
- 事故現場の画像が必要
これらのアドバイスをうけて、今日の相談は終わりました。
訴える相手方が法人の場合は、登記簿謄本が必要ということと、裁判で使用する書類のコピーを2部ずつ用意する必要があることから、結局、その日のうちに訴状を書くことはできませんでした。
で、その日のうちに、九段下にある法務局に行くことになりました。
九段下です。
これは、法務局の建物です。
中は、いかにもお役所といった感じでした。トイレは和式で懐かしい感じでした。
機械で登記簿謄本の申請をして、収入印紙を購入し、順番を待ちます。
運転免許センターのような待合室で待つこと10分ほどで登記簿謄本を入手できました。
無事、登記簿謄本をとって、この日の活動は終了です。
自宅に戻りました。
さて、
今日、簡易裁判所に行って学んだことのまとめです。
- 少額訴訟では、法人を相手にする場合、登記簿謄本が必要
- 簡易裁判所は、入場するのに金属探知機がある
- 少額訴訟は、原則一回の審議で判決まで出る
- 訴訟請求顎は60万以下が対象
今回、簡易裁判所に行くという、人生初の経験をしました。さらに法務局にも初めて行きました。
実際に足を運んで感じたことは
行ってみて初めてわかることがある
ということです。
今回、裁判所に行くにあたって、以下の本を読んで予習をしていました。
こうした本を読んで得られる知識と、実際に裁判所へ行って得られる知見や事実とでは、異なる場合が多いです。
体験して得たことのほうがより価値があります。
ただし、裁判所の職員から説明を理解するうえで、法律の基礎的な用語を知っていることは必要です。
そこで本から得る知識が役に立ちます。
今回の裁判所訪問で、思い知ったことは、
一回の裁判所訪問だけでは、なかなか法的手続きのスキルは身につかないな
ということです。
今後も、何度か訪問し、なおかつ法的なことを学ぼうという姿勢が必要
ということも感じました。
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