訪問介護最後の日
昨日は、最後の訪問介護のパートの仕事をしてきました。
私物を取り出して空っぽにした更衣スペースにあるロッカーを前にして制服を脱ぐと
「今日で終わりなんだな」という実感がこみあげてきました。
思えば、私が訪問介護事業所のパートの仕事を始めたのは、2001年8月でした。
まだ、9.11同時多発テロが起きる前の時代です。
その後、リーマンショックがあったり、東日本大震災があったりしました。
一方、介護保険制度は、この間目まぐるしく変わり、介護予防の仕組みが取り入れられたり、ケアマネ資格の更新制度の導入、地域包括支援センターの創設などがありました。
個人的には、福祉系の大学に入学し社会福祉士の資格を取得し、その後ケアマネ、介護福祉士と資格取得をしてきました。
社会的にも、制度的にも、個人的にも変化の激しい時代を通って来たように思います。
長年、訪問してきた利用者さんには、辞めることはいいましたが、中には辞めることをいわずにお別れした方もいます。
ヘルパーは所詮家族でも、友達でもなく、利用者とはビジネスライクな関係でしかありません。
利用者の中には、何年もの間お世話になった方もいたので、その点は心残りですが、これも生業として介護をしている以上仕方のないことと思います。
最後の仕事を終えて、帰ろうとすると職場の方から花束をいただきました。
きれいな花ですね。
いろいろありましたが、今後は新しいことに取り組んでいきたいと思いを新たにしました。