看護医療福祉系専門学校で面接を重視する理由
看護医療福祉系の専門学校に入学する際、面接試験のあるところがほとんどです。
筆記試験もさることながら、面接試験が重視される理由は、学校側が入学を希望する人物の素養を確認したいからです。
なぜ、素養を確認したいのかというと、学校としては、
- 国家試験に不合格になる(合格できる学力や意欲がない)
- 中退する(他にやたいことがあった)
- 就職試験で不合格になってしまう(該当する職業に不向き)
こういう事態になりそうな人を入学させてしまうと、評判を落とす事態になりかねないと学校は思っているわけです。
今時、この少子化の時代に学生のえり好みをしていられるのか?
と思うかもしれませんが、学校からしたら、評判は死活問題なので、素養のない人物を面接で落とすことはあり得るのです。
これは、就職の時の面接と同じ構造で、いくら人手不足といっても明らかに不適格な人物はとりようがないのです。とったところですぐに辞めてしまうのがおちでしょう・・・・。
何が適格で何が不適格かというのは、面接官の経験に基づく主観によるところが大きいのですが、一定の傾向があるので攻略のしようはあります。
面接官は面接のプロなので、面接で合格したいならば面接官の特性を知ることが必要です。
面接で合格するコツは、面接官を安心させることです。
- この学生をとって学校の評判が落ちないか?
- 他の学生とトラブルを引き起こさないか?(看護系では特にチームワークが必要)
- 国家試験合格にたどり着ける可能性があるか?
こういう面接官の不安を払拭する言動をとれば合格する確率がグっと上がります。
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よく聞かれる質問としては、志望動機です。
- なぜ、当校を選んだのですか?
- なぜ、看護師を目指そうと思ったのですか?
といった質問は想定しやすいです。
でも、
「これまでの人生で、一番印象に残っていることについて話してください」
なんて質問は想定しにくいだけでなく、答えづらい質問でもあります。
実は、こういう一見脈絡のなさそうな質問が多いということを覚えておきましょう。
重要なことは、何を答えるかよりも、どのように答えるかです。
答えの内容が正解か不正解かということよりも、
- 質問に対する答え方
- 言葉遣い
- 表情
- 目線
- 覇気
- 服装や身だしなみ
そういったとこをみられています。
理不尽なことのように感じられるかもしまれせんが、入試倍率の高い専門学校では、面接をより重視する傾向にあるので、本気で入学を希望するならば面接対策をしておく必要があります。
まとめ
目には見えませんが、看護師や理学療法士といった各専門職には、それぞれに応じた人物像のようなものがあります。
社会福祉士にだって当然、人物像はあります。
看護医療福祉系専門学校における面接では、面接官から、各専門職の人物像に近い人物になる可能性があると見込まれるようにみせる技術を高めることが必要となります。
補足
どうしても面接がいやな場合で、社会福祉士や精神保健福祉士の資格が取れればいいという場合は通信制の大学や養成校を検討してみると、書類選考のみですので面接試験からは逃れられます。
看護師や理学療法士など、通学過程に通うことが必須の場合は面接対策をするしかありません。
ただし介護福祉士の専門学校の場合は、例外的で深刻な学生不足になっているので面接試験での最低レベルが下がっている現実はあります。実務者研修のような代替えの制度があることも影響しています。