福祉の学校なのになぜ一般企業に就職したいのか?に対する返答
社会福祉系大学の学生は、全員が社会福祉系の職業に就くとは限りません。
中には、就職する段になって、一般企業を目指す者が出てきます。
雇用条件・・・福祉業界の給料水準を考えると、避けられてしまう傾向があるのです。
これは、別に何も不思議なことではありません。
新卒の学生が将来を決めるときに、少しでも条件の良い企業に入りたいと思うのは誰にも止めることはできないのです。
ここで問題になるのは、一般企業の面接官です。
「社会福祉系の大学なのに何で一般企業に就職を希望するのか?」
こうした素朴な疑問を持つ面接官がいるのは事実です。
就職面接でこの質問をされたらどうこたえようか?
福祉系の学生はそのように考えてしまうようです。
この質問に対してどう答えるのがいいのか?
これには正解があります。
正直に言えばいいのです。
コツとしては、ポジティブな理由を正直に言うことです。
「自分が就職したい業界が好きになって、気が変わったから」
こういう言い方をすればいいのです。
大学の学部が何であれ、自分がどんな業界で働きたいかが明確ならば、こんな質問は愚問に思えてくることでしょう。
そもそも教育学部を卒業したら全員が教師になるか?
っていう話です。
文学部を卒業したら、皆が小説家になるとでもいうのでしょうか?
社会福祉学部だって同じことです。
だからそんな愚問は気にしないことです。
大事なことは、あなたが何をしたいか?です。
面接で一点注意すべきなのは、ネガティブな理由を言わないことです。
例えば、福祉業界は給料が安いから一般企業を目指そうと思いました。
という言い方はしない方がいいです。
例え事実であってもわざわざ福祉業界の悪口をいってしまわないようにしてください。
長い職業人生の中で、いつ何が起こるかはわからないものです。
年を重ねて、どこかの時点で福祉業界と接点があるかもしれません。
福祉業界で働くことだけが社会福祉士ではないということです。
社会に生きていれば福祉に関わらざるを得ないものです。