レポートの文章は短い方がいい
客観性のあるレポートを書くコツの一つは、乾いた文章を書くことである。
「乾いた」というのは、言い換えると文を短くすることである。
簡潔に書くといってもいいかもしれない。
話が飛ぶかもしれないが、人とちょっとした口論になってしまったとき、吐き出す言葉が、つい長くてしつこくなってしまったことはないだろうか?
相手を言葉でねじ伏せようと、たまっていた意見を総動員して吐き出そうとするから言葉が長くなってしまう。
レポート作成において、何らかの強い意見があるときも、これと似たようなことになりがちだ。つまり、言いたいことをはけ口として書いているうちに、感情がこもってしまい、つい一文が長くなってしまう。
実際のレポートには字数制限があり、言いたいことばかりを書いているわけにはいかない。無駄な言葉を削る必要がある。
客観性のあるレポートは、乾いていることであり、一文が短いことであり、簡潔である。そして一文と一文のつながりが明確で誤解がない。
レポート作成において自身の主張したい意見が強い場合、冷静に書くスタンスを持つことをお勧めする。「冷静」とは「感情的にならない」の意で、冷たいくらいの文体がちょうどいい。
社会福祉系のレポートは、感情的な意見(事実ではない)が全面に出てしまうことがあるので特に注意を要する。