なぜ社会福祉士は社会的地位が低いのか?
この質問の前提には、社会福祉士の社会的地位は低いという前提がある。
まずここをおさえておきます。
社会福祉士の社会的地位が低いと考える理由としては、
社会福祉士が担うことの多い職業・・・
つまり
- 生活相談員
- 地域包括支援センター職員
- 生活支援員
- 介護職員
- ケアマネ
これらの職業に従事している者の収入が高額ではない
ということからきています。
簡単に言うと、
「給料が安いから社会的地位が低い」
と思われていることです。
もうひとつは、独占している権限がない
ということ。
いわゆる
「名称独占だから何もできない」
「無資格者でもできる仕事をしている」
といった意見です。
そしてもうひとつは、国家試験の難易度です。
特別に学力が高くなくても合格可能な点から価値を低く見積もり、社会的地位が低いと結論づけられています。
つまり、
- 給料が安い
- 権限がない
- 誰でも資格を取れる
という理由で社会福祉士には社会的地位がないのだということになっています。
科学的な事実ではなく、あくまでそういう意見があるってことです。
では、事実は何か?というと、
社会福祉士は資格の名称であり、地位があるかどうかは別の要素にある。
となります。
じゃあ生活相談員の社会的地位は高いのか?
というと、
「経済的な面では低い」
となります。
しかし、仕事自体は、社会的に意義のある仕事だと認識されています。
まとめ
社会福祉士は資格の名称。社会経済的には低いのが多数派。
しかし、資格にしても職業にしても社会的な価値を評価されている。
経済的な低さを問題視するのであれば、収入を上げることで、名実ともに社会的地位はあがる。
社会福祉士が社会的地位を上げたければ、所属する組織でトップに立つとか、ビジネスを起こして売り上げが上がる仕組みをつくるとか、方法はたくさんあります。