社会福祉士を取って良かったことベスト5

ホッとする女性

苦労して取った社会福祉士の資格・・・・

取得して良かったと思うことが少なからずあります。

私の実体験をもとにそのベスト5を発表します。

では、まず

第5位の発表

ケアマネの試験を受ける時に科目免除されたこと

ケアマネ試験合格書類

ケアマネの試験って結構難易度が高いんですけど、社会福祉士の資格があったので、福祉分野の解答が免除されたのはラッキーでした。(今後科目免除は廃止予定)

解答免除科目があったおかげで、ケアマネの試験勉強は約3か月で終えることができました。

一回の受験で試験をパスできたのは本当に助かった。

ケアマネの資格は、結局、今のところ使ってないし、いまは更新もしていないので免停状態なんですけど、試験に合格した時の喜びは今も忘れられません。

なんか「もうなんでもできるぞー」みたいな自信がついたのを覚えています。

実際は、そんなことないんですけれどね。

続きましてー

第4位

障害者施設の支援員として採用されたこと

社会福祉士の資格を取ったものの、実は私は、いわゆる就職活動には失敗しまくりました。

何度も面接で落とされましたし、勤め始めたはいいが、1か月で辞めたデイサービスの生活相談員の経験もあります。

大学を卒業した後も、仕事を転々としながら、最終的に落ち着いたのが、いま勤務している障害者支援施設です。

今から、もう8年くらい前のことです。

ここに採用されたのは、社会福祉士の資格があったからだと思っています。

当時、社会福祉士の資格を所有していることは非常に珍しがられましたし、福祉業界の中では高く評価されていました。

社会福祉士=難しい∴すごい

という図式がまかり通っていたようです。

もちろん人間性がどう評価されるかについては、資格とは別問題です・・・・・・

いずれにしても、資格のおかげで、私は職にありつくことができた訳です。

これがよかったことです。

ちなみに、資格が給料で評価されていることはありませんでした。

ですが、現在の職場には、社会福祉士の有資格者は、私以外には一人しかいません。

保育士の有資格者は、多いのですが社会福祉士は、圧倒的に少数です。

低い待遇に甘んじてはいても、専門的技術を持っているのだという気持ちになれる・・・

それも資格の効果だと思います。

続いてはー

第3位

連絡調整ができるようになっていたこと

社会福祉士の専門技術の一つに連絡調整業務があります。

一件、バラバラに動いている社会資源を問題解決に向けて働きかけて調整する・・・

こうした業務は、なにも社会福祉士だけがしていることではありませんが、資格を取る過程で自然に上達したと感じています。

社会福祉士の資格を取得するまでに、多くの調整業務があるので、それはきっと役に立つことがあります。

連絡調整は、自分に対しても使える技術です。

ある問題が自分に降りかかったときに、どうそれを解決していくか?

これは連絡調整の技術です。

分からないことがあったら調べる。わかる人に相談する。そういうフットワークが身についたのは社会福祉士資格のおかげです。

最近、私は身内が交通事故にあって、労災や第三者行為災害などの手続きに関わったのですが、その過程で労基署に書類を取りに行ったり、いろいろ調べものをしたりと貴重な経験をしました。

社会福祉士は法律の専門家ではありませんが、社会資源を活用する意味では、こうしたことも連絡調整の経験になりました。

つまり、生きていく上で、賢く問題解決にアプローチできるようになるという意味で、この資格をとって良かったと思ったのです。

そして

第2位

人生はかけがえがなく、今が貴重だと思えたこと

これは、社会福祉士の資格に限らないことかもしれません。

介護福祉士や精神保健福祉士の保有者にも言えることでもあります。

要は、福祉の仕事を通して得た、生き方に関することです。

私は、仕事を通して、重度の障害者や認知症老人などに多く接してきました。

その方たちが、先天的、後天的、事情はさまざまですが、不自由な人生を強いられているところを、まざまざと目の当たりにしてきました。

例えば、重度の身体障害があれば、好きな時に、好きなことをすることはできません。

できたとしても、常に人の介助を必要とします。健康体の知的障害者であってもかなり制限がかかります。

また、一見裕福な老人であっても、認知症症状が進み、自身の財産は後見人や親族に管理されている人もいます。

あるいは、生活保護を受けているという負い目から、他人の批判ばかりして、自身の心理的負担を紛らわしている老人もたくさん見てきました。

また、先週まで元気だった高齢者が、翌週には誤嚥性肺炎であっという間に亡くなることも幾度となくみてきました。

福祉の仕事を通して得られることは、多いです。

目の前にいる利用者は、将来の自分の姿かもしれないのです。

そう思うと、自分の今という時間がいかに貴重か、そして自分はいかに自由で恵まれているかということが身に染みて分かるのです。

だから・・・・

今という時間を大切にしよう・・・・

そう思えるようになったことが、社会福祉士の資格を取得して良かったと思うことです。

そして

栄えある

1位の発表です

資格取得の達成感をえられたこと

一言でいうとこれにつきます。

ちょっと自虐的に言うと、自己満足

といってもいいです。

ばかばかしいように聞こえるかもしれませんが、この理由が実は一番良かったと思うことです。

5年という歳月をかけて、社会福祉士の資格を取得するという目的を果たせた・・・・(1年留年)

私の場合、ブラック会社での仕事を捨てて、バイト生活をしながら、ついに目的を達成できたという感銘がありました。

そのことは何よりも満足していますし、良かったと思うことなのであります。

正社員にならなかったことや、社会福祉士資格が金銭面で評価されていないということも帳消です。

この問題には、別途解決方法がありますし、そもそも私が望んでいたことでは、もはやありません。

社会福祉士の資格を取ったことに満足しています。

いまこうして書いているブログも、社会福祉士の資格を取ったからこそできることです。

ブログを書くこと自体は誰にでもできることですが、社会福祉士ドットコムのブログを書けるのは、資格があるからこそです。

今は、ブログを書くことがとても楽しいです。

以上、社会福祉士の資格を取って良かったと思うこと、ベスト5を発表しました。

補足

正社員にならなくて良かったというのは、誤解を招く表記なので説明します。

これは、逆に言えば、福祉業界の正社員になったところで、経済的な豊かさは得られないことを意味しています。

福祉職の公務員は、安定した収入で、かつ民間よりも高収入であるのは確かですが、皆がなれる立場ではありません。

それに、公務員になるために、社会福祉士の資格の有無は問われないのが基本です。

要は、経済的な成功を目指すのであれば、社会福祉士の資格は最もコストパフォーマンスが低いといえることは、残念ですが明記しておくべきでしょう。

それから、自己満足で資格をとったというのも補足が必要かもしれません。

これは、あくまで結果として満足しているということであり、自らの決断が正しかったと判断している状態のことです。

もし、タイムマシンがあって、昔に戻って、もう一度将来の決断をするとしたら、まったく異なる決断をすることになります。

でも、昔には戻れませんし、その時々で、精一杯の決断をしてきたので、今の自己満足があるという訳です。

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