手取り15万ならもっと業務負担を減らすべき

社会福祉法人ライトが経営難によって閉鎖の危機に陥っています。

経営難というというのをもっとはっきり言えば、介護人材の不足によるといってもよい状況です。

これは、ある求人サイトに載っていた社会福祉法人ライトの求人情報です。

特養の介護職はこんなにも待遇が悪いというのはあまり知られていません。

待遇が悪いというのは、その業務内容に比して考えないと正確ではないのですが、特養の業務は激務です。
しかも夜勤が必ずあります。

夜勤のある仕事をしたことがある人はわかると思いますが、体のリズムがすごく狂うんですよ。
不自然な時間帯に眠らずに神経を張って仕事をするわけですから当然です。

その疲労を手当てするのが夜勤手当ですが、ライトの場合、夜勤手当一回5000円と書いてあります。

以前、職員の一斉退職が話題になった鹿児島県の有料老人ホーム「風の舞」のときは、夜勤手当が1万円から7千円に引き下げられたことが一因とされていましたが、ライトの場合は5千円です。

これはかなり少ない。

地域差もあるので全国一律というわけではないですが、それにしてもこれは安い。

これなら、日勤帯だけのデイサービスのほうがよほど健康的に働けます。

収入だって大して変わらずにです。

手取り15万しか出せないというのであれば、もっと業務負担を減らすなり、効率化するなりしていかないと誰も応募してこなくなるでしょう。

入所者の行き先ばかりに懸命になるのもわかりますが、根本的には介護職を粗末にあつかってきたツケが利用者に回っているのではないでしょうか?

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